みよし市文化協会アートクラフト部「デコパージュ作品展」が現在、カネヨシプレイス(みよし市三好町)のギャラリーで開かれている。
みよし市文化協会アートクラフト部、カネヨシプレイスで「デコパージュ作品展」
デコパージュは、17世紀のイタリアの家具職人が東洋の螺鈿(らでん)や蒔絵(まきえ)をまねて、既製の絵を貼るようになったのが始まりとされており、代表的なものに同じ絵を複数枚貼り合わせて立体的に見せるシャドーボックスがある。
アートクラフト部では、講師の早川朱実さんをはじめ7人のメンバーが月2回、サンライブなどで制作活動を行っており、今回の作品展では10点を展示している。
作品は、西洋の街角や花が咲き誇る家の窓辺や庭、海辺に立つ灯台などが細かいパーツの貼り合わせで表現されており、小さな額縁の中で手前から奥に向かって広がる情景を生み出している。
このほか、絵の膨らみを持たせたい部分に紙粘土を入れて立体的に仕上げる「ルプセ」という技法で作られ、「カーニバル」と題した色鮮やかな作品などもあり、デコパージュの世界を楽しむことができる。
早川さんは「それぞれ細かいパーツを組み合わせているので、作品をじっくりのぞいていただけたらうれしい」と来場を呼びかける。
開場時間は9時~21時、月曜休館。入場無料。4月30日まで。