「JOCジュニアオリンピックカップ令和5年度全国中学生カヌースプリント選手権大会」が7月15日~17日、三好池カヌー競技場(みよし市三好町東山)で開催された。
三好池カヌー場で「全国中学生カヌースプリント選手権」 16年ぶりの全国大会
同大会は中学生1~3年生を対象にしたカヌースプリントの全国大会で、みよし市で開催されるのは16年ぶり。
競技種目は、男女カヤックのシングル・ペア・フォア、男女カナディアンのシングル・ペアがあり、今大会には、みよし市内の中学生をはじめ、東北や関東、九州などの中学生、54チーム約360人が参加した。
大会に先立ち、会場に隣接する同市総合体育館で行われた開会式には、開催地を代表して小山祐みよし市長があいさつに立ち、「今大会には、北は青森県から南は鹿児島県まで、多くの皆さんにお越しいただいた。大会を通して選手同士の友情を築き、皆さんにとって次につながる大会にしてください」と選手たちを激励した。
開会式の終盤には、2016(平成28)年の「リオディジャネイロオリンピック」で、カヌー競技で日本人初となる銅メダルを獲得した羽根田卓也さんが登壇。「大会は勝負なので結果を求めて頑張ってほしいが、大会が終わった後、自分がやってきた過程を、これからの皆さんの未来に生かしてください」とエールを送った。
日差しが強く、やや風もあるコンディションとなった大会初日は、カヤックの男女シングル種目の予選が行われ、選手たちは、この日のために行ってきた練習の成果を発揮しようと、スタートの合図とともに勢いよくカヌーをこぎ出し、予選突破を目指して懸命にパドルを動かした。
応援席には、「頑張れー」「行けー」などと選手に声援を送る保護者や、チーム独特のかけ声で選手を後押しするチームメートの姿も見られるなど、選手と観客が一体となって大会を盛り上げていた。