弁護士会による「社会科一日教室」が9月12日、みよし市立緑丘小学校(みよし市三好丘緑)で行われた。
みよし・緑丘小で弁護士会が「社会科一日教室」 児童による模擬裁判も
同教室は、キャリア教育の一環で「弁護士」という職業について興味を持ち、現場の人に直接指導を受ける機会を設けることで貴重な経験にしてもらおうと開かれいたもの。
当日は、愛知県弁護士会西三河支部の弁護士2人が学校を訪れ、6年生の2クラスで、愛知県弁護士会が制作した「名古屋友人殺人事件」と題したシナリオに沿って役割を演じながら裁判の一連の流れを学ぶ「模擬裁判」や、弁護士という職業に関する講義をが行っわれた。
模擬裁判では、裁判の開始を告げる「開廷宣言」に始まりはじまり、検察官と弁護人がそれぞれ尋問を行う「証人尋問」など、被告人に対して事件の判決が下される「判決宣告」など、実際の裁判と同様の手続きで進められ、児童たちは、被告人や、裁判官、弁護人など、それぞれ自分の役割を一生懸命演じた。
模擬裁判の後には、下された判決についてクラスで話し合う時間も設けられ、有罪なのか無罪なのか、また判決の量刑は妥当なのかなど、児童たちは、模擬裁判で感じたことを発表した。
授業を受けた児童の一人生徒は、「弁護士(という職業)はあまり身近ではなかったが、模擬裁判を体験したことで仕事の内容を知ることができた」と感想を話していた。