JICA(国際協力機構)海外協力隊2023年度第4次隊に参加する豊田市在住・在勤のボランティア2人が4月15日、太田稔彦豊田市長を表敬訪問した。
獣医と女子ソフト選手、JICAボランティアで海外赴任へ 豊田市長に報告
訪れたのは、JICAのボランティアとして派遣国へ赴任する獣医の山口亮さんとトヨタ自動車の田中麻美さん。
豊田市内の動物病院に獣医として勤務してきた山口さんは2026年6月まで、サモア動物愛護協会に派遣され、サモア唯一のペットクリニックを拠点に犬猫の一般診療業務のほか、野犬や飼育犬の避妊手術、飼育方法の指導などを行う。
トヨタ自動車女子ソフトボール部「トヨタレッドテリアーズ」の選手として活躍した田中さんは、ボリビアのコチャバンバ野球・ソフトボール連盟に派遣され、選手へ技術指導を行うほか、コーチに練習方法の指導や提案を行う。
報告の中で2人は、海外ボランティアに参加しようと思ったきっかけや派遣国の特徴、情勢、現地での活動内容などについて話した後、「日本との違いを意識し、これまで培ってきたものを派遣先で生かしていきたい」と抱負を語った。
報告を受けた太田市長は「体調管理に気を付けて楽しんできてください」と激励の言葉を送った。