名鉄・豊田市駅前一帯で7月27日・28日の2日間、「第56回 豊田おいでんまつり」が開催された。
豊田おいでん総踊り 今年は水をかけ合う「スプラッシュおいでん」も
27日に名鉄・豊田市駅前一帯で行われた「おいでん総踊り」では、オープニングイベントとして、11月に豊田市などを舞台に開催される「FIA世界ラリー選手権フォーラムエイト・ラリージャパン2024」のPRで4台のラリーカーがメインステージ前に登場。太田稔彦豊田市長やラリードライバーの安藤裕一さん、とよたPR大使のメンバーらが、ラリーの魅力や今年のラリージャパンの見どころ、チケット販売について、来場者に広く呼びかけた。
もう一つの目玉として、参加者や観客らに涼を感じてもらう「スプラッシュおいでん」が初めて行われ、まつりテーマ曲をEDMにアレンジした「おいでんremix」の音楽に乗りながら、水鉄砲や放水銃を使い大人も子どもも夢中になって水をかけ合っていた。
オープニングセレモニーの後に行われた、豊田市内の園児らによる「リトルおいでん」では、12踊り連・363人の園児たちが、おなじみのまつりのテーマ曲「おいでん」に合わせ、元気いっぱいの踊りを披露。わが子や孫の踊りを一目見ようと、カメラを手にした多くの家族が沿道に詰めかけた。
続く55の踊り連・1560人による総踊りでは、決まった振り付けで踊る「ベーシックスタイル」と、独自の振り付けで踊る「フリースタイル」の2部門で審査が行われ、色とりどりの衣装を身にまとった参加者たちは、満面の笑顔と元気のいい掛け声、全身を使った大きな身ぶりで懸命にアピールしていた。
ベーシックスタイル部門おいでん大賞は「UJSC」、フリースタイル部門おいでん大賞は「KARAmin’s」が、それぞれ受賞した。
まつり関係者は「豊田市駅東口の大規模改修工事が行われることから、今回までのメインステージ「駅前ステージ」での開催は最後となるが、次年度以降も中心市街地で開催を継続していく予定。多くの人に参加してもらえれば」と話す。