「おいでん市場」(豊田市元宮町5)で現在、愛知県立豊野高校の生徒が考案した「WE LOVEとよた弁当」が販売されている。
豊田市末野原交流館で毎年10月に開催している「ふれあいまつり」の企画で誕生した同弁当。実行委員会メンバーが4年前、地元の豊野高校と関係性が希薄になっていることや高校生に地元の農産物に興味を持ってもらおうと高校生とのコラボメニューの開発を提案し実現した。
これまでに、飲食店の協力で丼メニューの商品化などに取り組んできたが、昨年はコロナ禍でイベントが中止されたため企画も休止した。今年は弁当レシピとして再開した。
4回目となる今年は、同高1年の生徒が夏休みの課題として地産地消のメニューを考案。277件の応募の中から最優秀賞に選ばれた中華弁当のアイデアを採用し商品化。弁当には、チャーハンと豊田市産の豚肉を使った酢豚やトマトと卵の炒め物、夏野菜の炒め物を盛り付ける。
おいでん市場代表の大橋鋭誌さんは「全て豊田市の農産物で作られていて、栄養バランスと見た目が良く、おいしく食べていただける弁当になった。販売終了まであとわずかなので、この機会に多くの人に食べてもらえれば」と利用を呼び掛ける。
価格は550円。10月31日まで。