とよた元気プロジェクト「第12期とよたPR大使」の任命式が8月28日、豊田商工会議所(豊田市小坂本町1)で行われた。
同プロジェクトは豊田商工会議所が中心となり、「WE LOVE とよた」「地産地消でとよたを元気に!」を合言葉に豊田市の魅力を発信する取り組み。活動のシンボルとして毎年一般公募する「とよたPR大使」が市内外へ豊田市の魅力を発信する活動を行っている。
任命式には、とよた元気プロジェクト実行委員会の三宅英臣実行委員長(豊田商工会議所会頭)や太田稔彦豊田市長、協賛各社の代表ら約50人が出席した。
新たなPR大使の任命に先立ち、「第11期とよたPR大使」の活動発表が行われ、この日で任期を終える水野憂希さん、窪田小雪さん、渡邉愛美香さん、山嵜綾花(やまざき・あやか)さんの4人が、就任直後に参加した「とよた産業フェスタ」をはじめ、「WRC世界ラリー選手権フォーラムエイト・ラリージャパン」、県外で行われた「ディスカバー愛知」、「金沢百万石まつり」など21回のイベントに参加したことを紹介。自ら取材先の発掘や内容を企画し、インスタグラムを通じて市内の観光名所や魅力的な商品・飲食店の情報発信に取り組んだことを発表し、1年間の活動を締めくくった。
続いて、「第12期とよたPR大使」の任命が行われ、応募総数25人の中から書類審査と面接審査を経て選ばれた4人を発表。今期は「多様性」の時代を反映し、市内の看護専門学校に通う片山祐菜さん、金城学院大学に通う岡田真里奈さんの2人の学生とともに、市内在住で社会人の加古啓子さん、初の男性大使となる前川斉幸(まえがわ・まさゆき)さんの4人を新たなPR大使として任命。
式では三宅実行委員長が一人ずつ任命書を手渡し、歴代のPR大使が引き継いできた襷(たすき)を太田市長が一人一人にかけていった。
新たに任命された加古さんは「54歳だからこそ分かる豊田の良さをたくさん知っている。たくさんの人に豊田の良さを伝えていきたい」、男子陸上十種競技の選手として活躍する前川さんは「大学進学を機に豊田市に来た。活動を通してイベントや観光名所に足を運び、魅力をたくさん伝えていきたい」と述べ、今後1年間の活動に向け意気込みを示した。