三好池カヌーセンター(みよし市三好町)で8月14日、「東京2020パラリンピック聖火 採火式」が行われた。
採火式は聖火の種火をつける式典のことで、東京パラリンピックの競技会場がある東京、静岡、千葉、埼玉の4都県を除く43道府県の自治体で行われたもの。
採火の方法に決まりはなく、太陽光から点火したり、火おこし器を使ったりするなど、自治体によって異なり、種火は各道府県内で1つに集約された後、東京都で開かれる「全国集火式」でさらに1つに統合され「パラリンピック聖火」となる。
みよし市では同センターを会場に採火が行われ、小野田賢治みよし市長や今瀬良江教育長、同市在住のパラ水泳選手・小川春菜さん、みよし市カヌー協会に所属する高校生らが参加。
木の主軸と木の板をこすり合わせて、その摩擦で火をおこす「まいぎり式火起こし」という技法で行った。式典では参加した高校生5人が2つのグループに分かれ、市の職員が用意した器材を使って「みよしの火」をおこし、聖火台に火がともされ、聖火台の火を移したランタンが、小野田市長から小川選手に手渡され採火式が終了した。
ランタンを受け取った小川選手は、翌8月15日に愛知県庁で行われた愛知県の集火式・出立式にみよし市を代表して参加した。