みよし市指定有形文化財・石川家住宅(みよし市三好町上)で現在、「町なかあーとギャラリー」が開かれている。
石川家住宅の文化・芸術を身近に感じてもらうとともに、工芸品の創作活動に携わる市民の作品発表の場を提供する目的で毎年開催されている同イベント。6回目の今回は、新型コロナウイルス感染症の影響で規模を縮小して開催する。
作品は、玄関先の土間に陶器のランプシェード、母屋と座敷には絵画、紙ひもで作ったひな人形や五月人形のかぶと、生命力あふれる木彫りなど。
その他、春うららかな景色や自然の美しさ、東北地方の祭りの様子を撮影した写真、デコパージュやシャドーボックス、ステンドグラスなどの洋風作品を含め約40点が展示している。
同施設を管理する市歴史民俗資料館職員の野々山さんは「見応えのある作品を見ていると時間があっという間に過ぎていくと同時に、石川家住宅のそれぞれの部屋の造りにも目を向けて昔の暮らしの様子に触れてほしい」と話す。
開館は水曜・木曜・土曜・日曜の9時~16時30分。入館無料。3月24日まで。