豊田市内の小学生が2月19日、4月に開館する豊田市博物館(豊田市小坂本町8)でドングリの苗木を植樹した。
豊田市博物館「どんぐりの森プロジェクト」 市内児童が苗木植樹
同館では、市内の小学生が自分たちで植樹したドングリを育てて、館の庭園に郷土の森をつくる「どんぐりの森プロジェクト」を進めている。
その取り組みの一環として、小清水小、矢並小、中金小の6年生約150人がドングリの苗木を植樹した。苗木は、約2年4カ月前から児童自ら学校や地域の公園などで拾い集めたドングリを種から育ててきたもので、当日はクヌギやコナラ、シラカシなど84本の苗木を植えた。
児童たちは市の職員から森づくりや植樹についての説明を受けた後、庭園に移動。植樹する場所の土を一生懸命掘り起こした後、掘り起こした穴の中に丁寧に苗木を植え、土で苗木を埋めた後、ペットボトルの水を苗木にかけた。
当日はあいにくの雨模様の中での植樹だったが、児童らは雨にも負けず、友達同士で声をかけ合い協力して作業を進めた。誤って踏んでしまうことがないようm植え終わった苗木にピンクのリボンで目印を付け、自らが植えたドングリの成長を願った。
ドングリの苗木の植樹は3月6日まで、今春卒業を迎える市内62校の小学校6年生約2600人が行う予定。