鞍ヶ池公園南の豊田市矢並町内で10月17日、豊田市消防団と愛知県防災航空隊との合同訓練が行われた。
これは、林野火災への対応力を強化しようと豊田市消防本部が豊田市消防団と連携した消火活動と愛知県防災航空隊と連携した人命救助活動を行うことで、相互の連携強化を図ろうと行われたもの。
この日は、豊田市消防本部 中消防署消防1課・東分署の隊員、豊田市消防団 第2方面隊 第1分団から第3分団に所属する団員、愛知県防災航空隊の隊員合わせて74人が参加し、今年度リニューアルオープンした鞍ヶ池公園に隣接する山林で火災が発生した想定で、林野火災の消火、要救助者の搬送の訓練が行われた。
訓練は林野火災の消火活動から進められ、現場に到着した消防隊員が放水、消防団員がホースを30本つなげて約600メートル先から消防車のタンクへの中継送水を行った。
消火活動と同時進行で要救助者の発見と救護を行い、指揮隊が愛知県防災航空隊の防災ヘリコプターの出動を要請。名古屋飛行場を飛び立った防災ヘリコプターが現場に到着すると、安全確認を行ったあと上空からロープで2人の航空隊員が地上に降り立ち、要救助者をヘリコプターまで引き上げ、病院に向かった。
訓練中、消防隊員や団員らは連携を取りながら迅速に行動し、火災が発生しやすいこれからの時期に備えながら真剣に訓練に取り組んでいた。