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豊田「喜楽亭」で春休みこどもデー 貝合わせや紙相撲などの昔遊び体験も

国の登録有形文化財「喜楽亭」

国の登録有形文化財「喜楽亭」

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 国の登録有形文化財「喜楽亭」(豊田市小坂本町1)で3月25日・26日、「春休みこどもデー2023春の喜楽亭でわくわく体験をしよう」と題したイベントが開かれた。

豊田「喜楽亭」で春休みこどもデー 貝合わせや紙相撲などの昔遊び体験も

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 喜楽亭は、かつて料理旅館や貴賓・著名人の宿泊所として用いられ、1967(昭和42)年の廃業後は住居として使っていた町屋建築の面影を残す近代和風建築。1982(昭和57)年の改築に当たって所有者が市に寄贈し、豊田産業文化センター内に復元移築されて以降、茶会やイベント等でも使われ、2013(平成25)年には国の登録有形文化財に登録された。

 同イベントは、豊田市郷土資料館が学校の長期休業に合わせて年3回行っていたもので、現在郷土資料館が使えないことから、今回は、施設を知ってもらい、足を運ぶきっかけにしようと、喜楽亭を会場に開いたもの。

 会場では、喜楽亭の建物に関するクイズラリーや、平安時代の貴族の遊びの一つで、一つの貝殻に合う貝を見つけるという現代の神経衰弱に似た遊び「貝合わせ」の貝をデザインするワークショップ、紙相撲の力士を作るペーパークラフトなどの催しを行い、家族連れや孫を連れた高齢者などが訪れた。

 クイズラリーでは、喜楽亭が元々どのような建物だったのか、写真を見て実際に喜楽亭にあるものはどれかを答える問題など、建物の中で答えを探すクイズを用意。参加者の中には、答えが分からず職員にヒントをもらう姿も見られ、答えが分かると早速クイズラリーのシートに書き込むなど、楽しみながら喜楽亭への理解を深めた。

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