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豊田・旭高原で自然観察ウオーキングと間伐体験 ラグビー選手も参加

間伐体験の様子。

間伐体験の様子。

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 水源地で間伐体験などに取り組む事業が8月12日、旭高原元気村(豊田市旭八幡町)で行われた。

豊田・旭高原で自然観察ウオーキングと間伐体験 ラグビー選手も参加

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 同事業は、矢作川の下流域の住民に「上流域の健全な森林による恩恵を受けていること」を実感してもらうことを目的に、愛知県や豊田市を含む矢作川流域10市町で構成する公益財団法人矢作川水源基金が主催して行っているもの。

 本年度は、矢作川の上流域側である豊田市が企画・運営を担い、下流域側から幸田町と高浜市の住民50人が参加したほか、今回は森林の仕組みや役割について幅広い世代への理解を促し、「森づくり」に参画してもらうことを目的に行う豊田市とトヨタヴェルブリッツの共働による普及啓発事業の一環として、ラグビー選手8人と関係者も参加した。

 冒頭、豊田市森林課の職員が森林の機能や森の種類、間伐の概要や効果などを説明。続いて幸田町と高浜市の参加者に分かれ、自然観察ウオーキングとヒノキの間伐を体験した。

 間伐体験では、矢作川水系森林ボランティア協議会のメンバーの指導の下、市有林であるヒノキ林の中に入った参加者とヴェルブリッツの選手らが高さ15メートルほどのヒノキにのこぎりで切り口を入れ、間伐作業に取り組んだ。体験中、選手や関係者が常に声を出して盛り上げ、のこぎりで木を切っている時は「うまいうまい」「頑張れ」など子どもたちを応援する様子が見られ、木にくくりつけておいたロープを引っ張り木を倒すと、参加者同士でハイタッチして喜ぶ姿が見られた。

 自然観察ウオーキングでは、問題となっている過密人工林や湧き水の源となっている湧水地を見学したり、ウオーキングコース上に生息する植物や昆虫を観察し、近くで見ることで香りや手触りを感じたりするなど、ウオーキングを通して森の役割や重要性を五感で感じていた。

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