豊田スタジアム(豊田市千石町7)で1月13日、「令和6年 豊田市消防出初・観閲式」と「とよた消防フェスタ」が行われた。
同式典とイベントは、豊田市の防災を担う消防関係者の団結力や意気込みを市民に披露するとともに、消防に対する理解と信頼を深めてもらおうと例年開いているもの。
1月1日に発生した能登半島地震の影響で一部内容を変更して行われた式典には、大村秀章愛知県知事をはじめ、豊田市議会議員や地元選出の県会議員などの来賓、一般市民らが見守る中、消防職員130人と消防団員536人、女性消防クラブ員8人が参加した。
式典であいさつに立った太田稔彦豊田市長は冒頭、能登半島地震の犠牲者や被災者に対して哀悼の意を表し、「いつ起きても不思議と言われている大災害に備えなくてはならない。豊田市民の生命・財産を守るために力を合わせて備えていきましょう」と呼びかけ、参加者を激励した。
出初・観閲式に続いて開催された「とよた消防フェスタ」には約2600人が来場。消防音楽隊や消防団員で結成されたロックバンド「消防ロッカーズ」による演奏などのステージ演奏をはじめ、消防はしご車や起震車などの消防・防災にちなんだ車両の乗車体験などが行われ、ブース前には長い列もでき、家族で楽しみながら日頃の備えの大切さを学ぶ様子が見られた。