
「令和6年度 図書館読書啓発事業 音読講座『伝える・伝わる話し方』」が1月24日、みよし市図書館学習交流プラザ・サンライブ(みよし市三好町)で開催された。
みよし市学習交流プラザで音読講座 東海テレビ・庄野アナが講師に
コミュニケーション能力を高める要素や健康にも効果のある音読講座を行うことで、読み聞かせや、話し方について学びたい人などに広く図書館に興味を持ってもらい、足を運ぶ機会になればと、東海テレビがCSR(企業の社会的責任)の一環で開いた同講座。東海テレビアナウンサーの庄野俊哉さんを講師に迎え、「伝える・伝わる話し方」をテーマに開催。市民ら約70人が受講した。
講座でははじめに、庄野さんから、仕事をしてきた中でのエピソードや日常での出来事などの話がユーモアを交えて語られた。
続いて、声を出すときの正しい姿勢や腹式呼吸の方法、日本語は全て「母音」が支えているということから口を大きく開けた母音の発音、息が長く続くことで、より伝わる話し方や読み方になる「長音」などについて、参加者も実際に声を出しながら行った。
その中で庄野さんは、一つ一つの言葉の音は同じ大きさの「粒」というイメージで、しっかり出さないと相手に伝わらないということや、苦手だと思うと早くなりがちなので、文字をしっかり読んでいくことなどを、早口言葉を使って解説。
さらに、相手に伝わるかどうかは、快適な「音量」、相手が理解できたかどうかを待つ「間」、内容や対象者によって変わる「スピード」が大切だということが説明されると、「なるほど」とうなずく受講者の姿も見られた。
最後に庄野さんが「今日の講座の中で聞いたことを、どんなことでもいいので何か一つやってみてほしい。やらなければそれで終わりになってしまう。いくつからでもスタートできる」と参加者に向けて言葉を送り、講座を締めくくった。