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豊田・朝日丘中で「中学生が働くことについて学ぶ」対話型授業

「中学生が働くことについて学ぶ」授業の様子

「中学生が働くことについて学ぶ」授業の様子

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 「中学生が働くことについて学ぶ」対話型授業が5月30日、豊田市立朝日丘中学校(朝日ヶ丘5)で行われた。

豊田・朝日丘中で「中学生が働くことについて学ぶ」対話型授業

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 実際に社会で働く人たちと直接対話することを通じて、中学生が将来の進路や働く意味について自ら考えるきっかけをつくることを目的に、初めて行われた同授業は、同校2年生約260人が参加した。

 企業の担当者がブースに見立てた教室に割り振られ、生徒たちは自分が興味のある企業の教室を訪れて話を聞くという、対話型の形式で行ったこの日は、建設・インフラ、自動車関連、福祉、金融、放送など、さまざまな業界から14の市内事業者が参加した。

 このうち大規模修繕や外装などを手がける「マルコオ・ポーロ化工」(金谷町)の担当者は、建設業界の話題や、どのような仕事を行っているのか、必要な資格などについて説明。会社の紹介では、改修工事を主に手がけており、スカイホール豊田の屋根や豊田市役所などイメージしやすい工事の事例を挙げながら魅力を語り、最後には「ぜひ、いろいろな建物を見て、興味を持ってほしい」と生徒たちに呼びかけた。

 豊田信用金庫のブースでは、新紙幣を当てるクイズや模擬紙幣を使ったお札の早数えゲームなどを取り入れ、銀行の仕事に楽しみながら理解と関心を深めてもらう講義を行った。

 参加した生徒からは「(厳しい仕事だと思っていたが)思ったよりも自由な時間があり、自分の好きなこともできるのが意外だった」「(仕事をしている人たちの)やりがいや大切にしていることを知ることができて、自分の今後に生かせる話が聞けた」などの声が聞かれた。

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