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猿投台交流館で「平和のつどい」 元少年兵が戦時中の食糧事情など紹介

講話を行った藤村さん(右)と、あすけ聞き書き集でインタビューを担当した葵真弓さん(左)。猿投台交流館多目的ホールにて。

講話を行った藤村さん(右)と、あすけ聞き書き集でインタビューを担当した葵真弓さん(左)。猿投台交流館多目的ホールにて。

 「心を一つに平和を願おう!」と題した催しが7月18日、猿投台交流館(豊田市井上町)で開かれた。

猿投台交流館で「平和のつどい」 元少年兵が戦時中の食糧事情など紹介

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 戦争の悲惨さ、残酷さを知り、命や平和の大切さを共に考え、今の平和を次世代に語り継いでいこうと、有志らで構成する「平和を願う会実行委員会」と同館が共催した交流館講座。戦争体験談、合唱、詩の朗読など5部構成で行い、地元住民ら約100人が来場した。

 朗読グループ「結の会」による戦争にまつわる作品「おかあさんの木」の朗読で幕を開け、第2部の戦争体験の講話では、足助地区在住で、元足助町議会議員の藤村春夫さんが戦時中の体験を語った。

 藤村さんは1931(昭和6)年、旧足助町月原生まれ。10歳の頃に太平洋戦争が開戦し、14歳で蒲郡にあった海軍予備兵として海洋少年団に入隊し、人間魚雷としての訓練を体験している。

 インタビュアーとの対談形式で体験談が語られ、その中で「米は供出のためほとんどなく、野山の草木を食べて飢えをしのいだ」と話すとともに、同級生が熟していない青い梅の実や桑イチゴを食べて食当たりになったり、命を落としたりしたことなど、当時の食糧事情について紹介。開戦当初、「日本軍優勢」が伝えられると紅白まんじゅうが配られたことがうれしく、無意識に戦意が高揚していったことや、当時のものを再現した竹やりを用いて訓練の様子を説明すると、来場者は臨場感のあるあふれる藤村さんの話に耳を傾けた。

 会場後方には、藤村さんが戦時中飢えをしのぐために食べた草木を展示。講話終了後に、実際に食べた草木を見つめ、食糧事情の悪さに関心を寄せるなど、平和の尊さと食の大切さを実感する様子がうかがえた。

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