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松坂屋豊田店が約20年の歴史に幕 来春リニューアルで豊田三越・成城石井など新規開店

松坂屋豊田店で行われた閉店セレモニーの様子

松坂屋豊田店で行われた閉店セレモニーの様子

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 三河地方で唯一の百貨店「松坂屋豊田店」(豊田市西町6)が9月30日に閉店し、約20年の歴史に幕を下ろした。

松坂屋豊田店が20年の歴史に幕

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 同店は2001(平成13)年10月25日、旧「そごう豊田店」跡に開業。豊田市中心市街地に位置し、名鉄豊田市駅と愛知環状鉄道新豊田駅を結ぶペデストリアンデッキに直結する駅前のシンボルとして地域の人に愛され、2006(平成18)年度には売上高100億円を計上したが、日進市や長久手市など近隣市町に大型商業施設が出店したことやネット通販の普及などに押され業績が低迷。昨年8月に西武百貨店岡崎店(岡崎市)が閉店した後、同地方唯一の百貨店として営業を続けてきたが、昨年4月に閉店を発表していた。

 最終営業日となった30日は閉店間際まで多くの客が訪れ、セール品を求めたり、閉店を惜しみ最後の買い物をしたりする来店客で各売り場のレジには長い列ができた。店舗入り口に設けられたメッセージボードには、息子の成人式のスーツを仕立てた思い出や仕事帰りに総菜を買いに立ち寄ったエピソード、店員への感謝の気持ちなど、利用客から同店に対する思いがつづられた。

 同店正面入り口で行われた閉店セレモニーで、同店の渡辺智邦店長が「世界に誇るものづくりの街、豊かな自然、実りある緑を誇る豊田市で商売をさせていただき、地域、行政、財界の皆様の多くの支えのお蔭でこれまで店舗を運営できた。お客さまから温かいメッセージボードを頂いたことは、私たち従業員にとって何よりの宝となった。本当に感謝を申し上げます」と感謝の気持ちを述べると、会場に詰め掛けた買い物客や市民ら約500人が拍手を送り、約20年続いた同店の最後の姿を見届けた。

 閉店後は改装作業が行われ、百貨店「名古屋三越」の小型店「三越豊田」や豊田市初出店となる高級スーパー「成城石井」、滞在型書店「MARUZEN」などの新しいテナントが入居し、来年春に改装オープンする予定。

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