みよし市学習交流プラザ「サンライブ」(みよし市三好町)で8月6日、「~古代の土器を食べちゃおう~ドッキーづくり」と題したワークショップが開かれた。
土器型クッキー「ドッキー」 みよし市立歴史民俗資料館が調理ワークショップ
ドッキーは古代の焼き物の破片をまねて作ったクッキーで、ワークショップを通して多くの人に市の歴史を楽しみながら学んでもらおうと、みよし市立歴史民俗資料館(三好町)が主催して開いているもの。
当日は17人の親子が参加。愛知県を中心に活動している料理研究家の高倉恵さんを講師に迎え、ドッキー作りに挑戦した。
はじめに、歴史民俗資料館の学芸員の平井さんが今回のドッキーのモチーフとなる須恵器や灰釉(かいゆう)陶器の実物を見せながら、同市の焼き物の歴史について解説。続いて、高倉さんがレシピの手順を説明した後、参加者が各調理台に分かれ、バターや粉砂糖、薄力粉などの材料を順番にボールに入れ、灰釉陶器の「ドッキー」と須恵器の「スエッキー」の2種類のクッキーの生地を作った。
須恵器のクッキーには、器の黒色に近づけるために黒練りごまを混ぜ、灰釉陶器のクッキーは、マスカットとメロンの飴を生地の上にのせて一緒に焼き、陶器の特徴である緑色の部分を鮮やかな緑色で表現するなど親子で協力しながら調理を進め、オーブンに生地を入れた。子どもたちは、完成を楽しみにした様子でオーブンの中をのぞき込んでいた。
クッキーが焼き上がると、焼きたてのクッキーを試食しながら笑顔で感想を話し合うなど、ワークショップを楽しむ様子が見られた。