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豊田・越戸の老舗醸造場に「みそ蔵カフェ」 発酵食品の魅力発信の場に

カフェを発案した丸加醸造場社長・岩瀬浩司さん

カフェを発案した丸加醸造場社長・岩瀬浩司さん

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 丸加醸造場(豊田市越戸町)が8月30日、発酵食品を中心に提供するカフェ「haccosido(ハッコシド)」をオープンした。

豊田・越戸の老舗醸造場に「みそ蔵カフェ」 発酵食品の魅力発信の場に

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 同社は1927(昭和2)年に創業。名鉄三河線越戸駅前の本社醸造所では、豆みそ、たまりじょうゆ、「山牛蒡(ごぼう)みそ漬」などの漬物を製造している老舗。主に飲食業向けの業務用食品を製造しているが、コロナ禍による飲食店の時短営業の影響で売り上げが減少。一方、一般消費者向けの販売はあまり影響を受けなかったことから、かねてカフェを開きたいという思いを持っていた4代目社長・岩瀬浩司さんの発案で、発酵食品の魅力を消費者に発信する場としてカフェを開業した。

 カフェは、本社敷地内にあり創業時から「みそ蔵」として使われた建物を改装。店名は創業以来手がけている「発酵」と地名の「越戸」から「haccosido(ハッコシド)」と名付けた。店内は「みそおけ」に使っていた板で装飾する。

 メニューは、塩こうじで漬けたチキン、同社で製造した豆みそやしょうゆを使った煮物などを盛り合わせた「発酵ランチプレート」(1,650円)をはじめ、朝食やスイーツなどを用意。

 岩瀬さんは「発酵性大豆食品はおいしく、健康面でもプラスの効果がある。カフェでランチを食べたお客さまが、自宅で料理を再現してもらうことで発酵食品の魅力を発信する輪が広がれば」と笑顔で話す。

 営業時間は、モーニング=8時~10時、ランチ=11時~14時 カフェ=14時~17時。定休日は9月下旬以降に決定。

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