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産業用ロボットを操作 エコフルタウンで小・中学生向け体験会

産業用ロボットを操作する参加者

産業用ロボットを操作する参加者

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 とよたエコフルタウン(豊田市元城町)で7月3日・4日の2日間、産業用ロボットに触れて学べる体験会「カワサキロボットエンジニアになろう!」が開催された。

とよたエコフルタウンで開催された産業用ロボットに触れて学べる体験会

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 小学3年~中学3年の児童・生徒を対象に、日頃触れる機会のない産業用ロボットについて触れながら学ぶことで、科学やテクノロジーを身近に感じてもらおうと、同所を所管する豊田市未来都市推進課が企画し、カワサキロボットサービス(兵庫県明石市)協力の下、今回初めて開いた。リモコンを使ってロボットを動かす中級編と、パソコンを使ってプログラミングを組みロボットを動かす上級編の2コースを設け、2日間で計6回の体験会を行った。

 初日1回目の中級編には、市内在住の親子4組と中学生の計9人が参加。初めに、講師を務めるカワサキロボットサービスの中鶴政信さんが、新幹線の色を塗るロボット、食品などの製造ラインで使われる高速ピッキングロボットなど、多様な技能を持つ産業用ロボットの紹介や人間の代わりに工場内で危険な仕事を担うことなどについて説明した。

 続いて参加者は、自動車の組み立てなどで実際に使われている産業用ロボットの操作を体験。講師のアドバイスを受けながら、両手で「ティーチペンダント」と呼ばれるボタンやレバーが付いた装置を握り、ロボットの先端を動かして動物が描かれたコマをつかみ、目的場所まで運ぶ操作を体験。講師の中鶴さんから「その調子」「うまいうまい」と声を掛けられうれしそうな表情を浮かべる児童・生徒や、うまく操作できず何度もチャレンジする児童・生徒など、どの参加者も集中してロボット操作に取り組んでいた。

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