「トヨタ・ガズーレーシング（TGR）ラリーチャレンジinとよた」に出場するラリーカー「WE LOVE とよた号」の完成披露セレモニーが10月1日、豊田商工会議所（豊田市小坂本町1）で行われた。

ラリーカー「WE LOVEとよた号」　豊田商工会議所で完成披露セレモニー

　2018（平成30）年から豊田市内で開催しているラリー大会「TGRラリーチャレンジ」を盛り上げ、同市をラリーの聖地にしようと、豊田商工会議所が2020年から、会員企業から協賛を募り、独自のラリーカーで出場する全国の商工会議所で唯一の取り組み。使用する車両は、従来よりも出力や車体剛性を向上させたトヨタGRヤリスの新車で、市の花・ヒマワリの黄色を基調に幾何学模様を施している。

　今年は12月1日の大会開催に先立ち、同会議所1階ロビーでラリーカーのお披露目が行われた。セレモニーでは、8月に就任したばかりの「第12期とよたPR大使」で、初の男性大使となった前川斉幸（まえがわ・まさゆき）さんと社会人の加古啓子さんがデビューを兼ねて進行役を務めた。

　冒頭、あいさつに立った豊田商工会議所の三宅英臣会頭が、同プロジェクトの歴史や、前年より5社多い55事業所から協賛があったことを説明。「豊田がラリーの聖地となるよう継続して盛り上げていきたい」と思いを語った。ラリー初挑戦となる中京大3年の森島和輝さんは「ラリージャパンを見てラリードライバーを志した。豊田ラウンドで最高のパフォーマンスを披露したい」と意気込む。

　同ラリーカーは、豊田スタジアム（千石町7）で10月5日・6日に開催される「とよた産業フェスタ2024」でも展示する。