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三好丘緑行政区いきいきクラブ 認知症支援の「チームみどりんオレンジ」結成

「チームみどりんオレンジ修了式」の様子。

「チームみどりんオレンジ修了式」の様子。

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 三好丘緑集会所(みよし市緑丘緑)で5月17日、「チームみどりんオレンジ修了式」が行われた。

三好丘緑行政区いきいきクラブ 認知症支援の「チームみどりんオレンジ」結成

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 この取り組みは、三好丘緑行政区のいきいきクラブのメンバーが、地域で暮らす認知症の人や家族の困りごとなどを認知症サポーターと結びつけるため2019年度に始まった活動「チームオレンジ」を「チームみどりんオレンジ」と名付けて推進しているもの。

 チームみどりんオレンジは、グランドゴルフ仲間が認知症を発症したことを受け、地域でどのように支援できるかを地域包括支援センターに相談したことをきっかけに進められ、半年間の認知症サポーター養成講座・ステップアップ講座を経て、今回、みよし市内では初めて正式に発足した。

 当日は、チームみどりんオレンジで実施している認知症サポーター養成講座・ステップアップ講座の最終回と修了証の授与が行われ、約30人が参加した。

 ステップアップ講座では、これまでの講座の内容の振り返りや、実際に認知症の人がどのようなことを思っているかを知り、どう接するのが良いのかを学んだほか、チームみどりんオレンジが立ち上がるまでの軌跡をまとめた動画も上映し、参加者は真剣な表情でスクリーンを見つめていた。

 会の途中で駆け付けた小山祐みよし市長が「認知症になってもその地域で安心して住み続けられるために、地域で支える体制を作ることが大切であると考えている。みよし市としてもその活動を全面的に支援していく。皆さんがみよし市の認知症施策のトップランナーとして、活躍されることを期待している」と話し、参加者を激励した。

 チームみどりんオレンジのリーダー・山田隆夫さんは「認知症になっても、いつまでも地域で住み続けられる優しい街を目指して、これから起こる問題を、みんなで解決していけるチームになれるよう活動していきたい」と意気込みを見せる。

 チームみどりんオレンジは27人で活動を始め、グランドゴルフの活動時の見守りや声掛け、認知症への理解を深めてもらう啓発活動などを行う予定。

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