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グランパス戦に合わせ「スポGOMI大会」 豊田市駅前で115キロのゴミ回収

「第3回スポGOMI大会 in とよた」の参加者と駅前で114.89キロのゴミ。

「第3回スポGOMI大会 in とよた」の参加者と駅前で114.89キロのゴミ。

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 名鉄豊田市駅前で4月10日、「第3回スポGOMI大会 in とよた」が開催された。

グランパス戦に合わせ「スポGOMI大会」 豊田市駅前で115キロのゴミ回収

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 スポGOMI大会は、企業や団体が取り組む従来型のゴミ拾いに「スポーツ」のエッセンスを加え、今までの社会奉仕活動を「競技」へと変換しさせた日本発祥の新しいスポーツイベント。競技は、4~5人でチームを組み、制限時間内に定められたエリア内でゴミを拾い、その質と量を競うもの。市内の競技者自身がゴミ拾いを通じて、「同じ目標に立ち向かう」「チームで力を合わせる」など、スポーツが持つ達成感や爽快感を味わえるという。

 今回は、国際的なスポーツ大会でボランティアスタッフとなり活動するボランティア団体「スポーツボランティアとよた(スポボラとよた)」が主催し、豊田市などが後援。豊田スタジアム(豊田市千石町7)で名古屋グランパス対コンサドーレ札幌の試合が行われるのに合わせ、最寄り駅周辺のおもてなしイベントとして企画。とよたSDGsパートナーに登録している企業をはじめ団体や学生など41チームが参加した。

 名古屋グランパスのマスコット「グランパスくん」が見守る中、太田稔彦・豊田市長の「ゴミ拾いはスポーツだ」という合図で、競技は10時にスタート。同駅を中心とした約1キロの範囲を各チームに分かれて、1時間でタバコの吸い殻やビニール傘、空き缶など前回を上回る合計114.89キロのゴミを回収。8.9キロのゴミを回収し1717.5ポイントを獲得した「JAあいち豊田チーム」が優勝した。

 表彰式でプレゼンターを務めた地元選出の奥村峰生・豊田市議は「駅前では様々さまざまな団体や企業が清掃ボランティアを行っているのできれいと言われているが、1時間でこれだけのゴミが集まったことのは残念。こうした現状を地域に伝え、街がきれいになるよう取り組んでいきたい」とイベント参加者に感謝を述べるとともに、活動の広がりに期待を寄せた。

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