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豊田のゲストハウス「かぼ」 手作り工房「山遊里」と「桑葉ソーセージ」を共同開発

「桑茶ポークソーセージ」を手にする「かぼ」代表の犬飼詩織さん。

「桑茶ポークソーセージ」を手にする「かぼ」代表の犬飼詩織さん。

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 豊田の市街地にあるゲストハウス「kabo.(かぼ)」(豊田市竹生町)が4月17日、下山地区の手作り工房「山遊里」(豊田市羽布町)とのコラボ商品「桑茶ポークソーセージ」の販売を始めた。

豊田のゲストハウス「かぼ」 手作り工房「山遊里」と「桑葉ソーセージ」を共同開発

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 かぼは2017(平成29)年、同市元城町にコミュニティーレンタルスペースとして始まり、2019年に築100年の古民家をリノベーションし現在の場所に移転。ゲストハウスとしてリニューアル。宿泊のほか、喫茶や交流イベントが開けるコミュニティ―スペース、地元の人が手がけるアクセサリーなどを委託販売するスペースを備えている。

 コロナ禍で宿泊やイベント利用者が減少する中、昨年から豊田の特産品を使ったオリジナル商品の開発・販売を手がけ、旭地区の廃校を利用した施設「つくラッセル」(旭八幡町)でアイスクリームの製造を行う「コレカラフーズ」と共にオリジナルのカボチャアイスを開発した。

 今年は第2弾として、交流がある市内在住の食育アドバイザー・高須聡美さんとソーセージの商品化に取り組み、豊田市の花「ひまわり」の種を飼料に育てたブランド豚「とよたひまわりポーク」と下山地区の藤沢茶園が加工した桑茶を用いた「桑茶ポークソーセージ」を考案。手作りソーセージを目玉商品とし、地域で生産する桑茶の新商品を検討していた手作り工房「山遊里」と共同で商品化にこぎ着けた。

 かぼ代表の犬飼詩織さんは「70~80℃でゆでて加工しているので、桑茶の香ばしい香りと色合いを楽しめるソーセージに仕上がった。豊田市で自動車産業が盛んになる以前、当時の拳母(ころも)町は養蚕の町として栄えていた。養蚕で欠かせない桑の葉を食材に使うことで、多くの人に桑の葉を身近に感じてもらい、地元の歴史に目を向けるきっかけにしてもらえれば」と笑顔で話す。

 価格は1パック5本入り550円。「かぼ」と手作り工房「山遊里」で販売。

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