「2024おいでんアート体験フェア！」が2月25日、豊田市民文化会館（豊田市小坂本町12）で開催された。

豊田市民文化会館で「おいでんアート体験フェア」　芸能発表も

　同イベントは、将来にわたる文化の担い手を育成することを目的に、豊田市と公益財団法人 豊田市文化振興財団が2016（平成28）年から開いているもの。

　今回は、豊田市で活躍している文化団体や個人合わせて30組以上が講師として集まり、子どもたちが楽しくアートを体験できるワークショップが行われた。

　このうち小原歌舞伎保存会による歌舞伎の「お面作り」の体験コーナーでは、歌舞伎の隈（くま）取りを描く体験が行われ、小原歌舞伎の演者として活躍する講師からアドバイスを聞いたり、手本の図面を参考にしたりしながら、お面作りに熱心に取り組んだ。

　豊田美術連盟による自由に絵を描くコーナーでは、子どもたちが筆を取り、大きな画用紙いっぱいに思い思いの線や絵を描いた。中には筆ではなく手のひらに絵の具をつけて絵を描く姿もあり、自由な発想でアートの世界を楽しんだ。

　会場では、短歌や切り絵、ギターやマンドリンなどの楽器体験など、大人も子どもも一緒に楽しめるさまざまな催しが行われたほか、大ホールで県文連西三河部 芸能大会も同時開催。日本舞踊、民謡などの日本芸能を楽しむ人なども含めてにぎわいを見せた。